土木構造物の配置は座標管理します。公共事業もしくは公共事業に準じることが多いからです。座標は国家座標と言われるものを使用することが殆どです。これは、道路や鉄道など様々な事業者と競合するからです。座標系は測量座標系を用いて表現します。

基本的な使用する道具として以下のようなものがあります。

・2直線の交点座標

・ある点から方位角方向にある距離離れた点の座標

・2点間の距離

・ある点から、直線に法線となる直線を設定し交点を設定する。

この4種の道具を使って構造物の座標を算出行きます。これらの道具は設計者が流行りの言語で作成しています。昔はFORTRAN,BASICなど、今ならJavaなどですかね。各自の思いれがあるものを使用すれば良いと思います。速度も必要ないですし、規模もごく小さいものです。しかし、最近ではCAD上で計算なしで図を描きながら作業するようです。

しかし、線形計算書の提出を求められますので、座標点が導き出された経緯を提示する必要があり、何んらかの計算書形式で提出しています。

次回は、この基本的な道具について説明します。座標系は前述したように測量座標系で示したいと考えています。数学座標系は数学で使用している系です。測量座標系は大雑把に言えば北方向がX軸、Y軸はX軸から時計回りで90度の方向の軸です。